2006年12月19日
SALONE INTERNAZIONALE DEL GUSTO -from Italy
今回は、トリノで開かれたサローネ・デル・グストについてお伝えしたいと思います。
GUSTOとは、“味”という意味。
サローネ・デル・グストは、あの今や世界中に“古くから伝わる食文化や家庭料理を見直そう”というコンセプトを知らしめた、SLOW FOODによって開催されている。
1996年に始まり、今回で10周年を向かえる。一年おきに開催されるため、今回で6回目。
(そして、その間の年には、毎年ジェノバでシーフードの祭典“SLOWFISH”も開催されている。)
10月26日から30日までの開催期間には、至上最高の17万人が会場に訪れ、次回からは同会場LINGOTTOで開催が危ぶまれるほど。
会場には、(私を含めて)イタリアや世界各地から集まった、めずらしい、または有名な“GUSTO”を求めてASSAGGIATORI(試食をする人々)で、隙間もないほど溢れていた!
日本のすしバー・ブースも大人気だ。
展示ブースは、インターナショナルなMERCATO INTERNAZIONALE、イタリア国内からの出展MERCATO INTERNAZIONALE、そしてイタリア国内でも貴重な食材ばかりを集めた、
PRESI‘DI E FONDAZIONE SLOW FOOD PER LA BIODIVERSITA’ ONPLUSに分かれる。偶然ミラノの駅であった、先日紹介したミラノのレストラン、360°のモニカさんも、
最後のブースがお目当てだと話してくれた。お店に置くための卸し先を探すためだとか。
今回も、前回好評であった、世界の食のコミュニティのための会議“TERRA MADRE−母なる大地”も開かれ、国際的な食のプロフェッショナルたちによる意見の交換も行われた。
そして個人的に、とても興味深かったのが、“食”をテーマとした、ショート・フィルムの公開。
スローフードによって選ばれ賞に輝いた作品たちだが、どれもウィット(とってもブラックな)が利いてて、どれも有名な監督作品ではないが、お腹の中“キュッ”とねじってつままれたような笑いにとても満足できるものばかりだった。昔見たロバート・デ・ニーロのNYの実在するレストランで撮影された“ディナー・ラッシュ”を思い起こさせる、極上のスープがテーマとなった“THE MEASURE OF THINGS”や、その当時ゴルチェのデザインした衣裳が話題となった、“コックと泥棒とその愛人“を彷彿させる、スペインの片田舎にあるレストランで起こる、グロテスクで不思議な”LAS VIANDAS“など。
その他、インターナショナルな民族的な特産品を集めたブース(アフリカ、中南米、アジアなど)や、グラス料金を払えばそれに応じてテイスティングができる、様々なワインを集めたエノテカなど、一日中いても十分満足できる内容である。
1989年創設のスローフードは、現在世界中に10万人もの会員を持つという。
おそるべき、トリノ発祥のスローフードは、時代の波に乗って、これからもより発展していくのだろう。
イタリアの食文化の奥深さ、懐の深さを思い知らされたイベントでした。
イタリアの貴重な食材を集めたブースより (サルメリア:ハム、サラミなどの専門店)
トスカーナ州ルッカから出展の、手巻き葉巻の実践も行われていた。
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コメント
おいしそう・・・
スローフードと言えば、少し前
栃木の益子に行って来たのですが、益子はスローライフ推進の町らしく、おまんじゅう屋さんにスローフード推進委員会認定とかいう認定書みたいのが飾ってあったり
日本の片田舎でそんな所があるんだと感心させられました
益子もすごく素敵なところでしたよ
投稿者: fujiki | 2006年12月22日 10:10